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歩き出す力


振り返れば、逃げてばかりの就活だった。
石橋を叩いて叩いて、壊してしまう就活だった。


入社の日を目前にして、辞退したい、でも直接話せない、と話す彼。
内定先への恩がたくさんあると言いながら、
でも辞退の話を直接することはできないという・・・。

この期に及んでなお、社会に踏み出す覚悟ができていないのだ。
将来にわたって安全が確約された橋でなければ、渡りたくないのだ。

誰にでも、初めてのことへの怖さはある。
怖いからと逃げてばかりでは、何も始まらない。

行動を起こして初めて、反応を得ることができる。
その反応をヒントにして、自分を成長させていけばいい。
例えばケガのひとつくらい負ったとしても。
それが、社会という場所で、自分の足で歩いて行くということだ。


誰かが言った。
「我々は事が起きるまでは何もできない。
起こってからではもう遅い。
彼らを守ってやれない・・。」


事が起きる前に、自分の頭で考えられる大人になってほしい。
何かのときに、自分や大切なものを守れる大人になってほしい。

私はそのために、人生の転機に関わる仕事を選んだ。

この一期一会は、彼らを守ってやれないかもしれない。
それでも、彼ら自身が持っている力や可能性がある。


今すぐじゃなくていい、いつか彼が何かに向き合ったとき。
こんな話をした人がいたと、思い出してくれればいい。
思い出さずとも、いつか彼の人生の選択のヒントになり得たらいい。

入社を目前に控えて、逃げてばかりの就活だったと気づけた彼。
これからの人生を、逃げずに自分の足で、歩いて行く力になりますように。



  1. 2019/03/17(日) 15:53:02|
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折れた心を戻す力


バレーボール日本代表の中田久美監督は言う。

心は折れるもの。
折れないことよりも、折れたものを戻す力が大事だと。

そして、『プロフェッショナル』とは、ぶれないことだと言う。
自分の役割は何か、何のためにやるのか。
常にそこに戻ること。


そこがぶれなければ、折れた心を戻すことはできる。
それは、私が学生たちに『何のために働くのか』を考えさせることと同じだと思った。

自分なりの『働く意味』を持っていれば、
心折れたときの『拠りどころ』を持っていれば、
社会に出て大変なときも、しんどくて折れそうなときも、
心が戻る場所ができる。

心が戻る場所。
それを持っていることが、ぶれないこと、だと思う。


弱くてもいい、時に心が折れるのもいい、
大事なのは、そんなとき元に戻す力があるかどうか。

そして、それに気づけるように、その力を持てるように、
支援するのが私の仕事だと、改めて心に刻んだ。



  1. 2018/10/24(水) 14:20:21|
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人の成長


かつての彼は、バドミントンの才能において、天才と呼ばれていたかもしれない。
けれど、彼は自分の才能を正しく自覚していなかった。
自分は強いと過信し、バドミントンを、社会を、甘く見ていたと感じる。

かつての彼は、『練習嫌い』で有名だったという。
適当にやっていても、自分は強いし、勝てるとタカをくくっていたように見えた。
そこそこ強く、若くしてもてはやされ、勘違いしている様子は否めなかった。

そんな時、彼は違法賭博で処分を受けた。
「勝負の世界に生きるスポーツ選手であることが、
勝負師としての賭博への興味を絶てなかった」なんて、勘違い甚だしい。


「天才とは1%の才能と99%の努力だ」とチャップリンが言った。

たとえ99%の努力をしても、1%の才能がなかったら天才にはなれないと。
才能を自覚したうえで努力をすることが成功の秘訣なのだと。

桃田賢斗の場合、『1%の才能』は備えていたかもしれないが、
『それを自覚したうえでの99%の努力』はできていなかった。


一社会人として、社会においてそれだけの責任があると自覚すること、
強いことにあぐらをかかず、努力を続けること、
強いからこそ、何事にも真摯に向き合うこと、
そのうえで結果を出すことが真の『成功』だと知ること。

彼に足りなかったそれらのことが、
処分のあと少しずつ変わっていったのかもしれない。

最近の彼がよく言う言葉に、
「成長した姿を見てほしい」という言葉がある。

成長とは、変化することだ。
自分の優越感であり勘違いの原因でもあったバドミントンを奪われることで、
彼は初めて『才能を自覚したうえでの99%の努力』の大切さを知ったのだろう。

そうであることを信じたい。
人は変わることができると。人はいつでも成長できるのだと。


  1. 2018/09/16(日) 16:28:49|
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高校野球


今年はプロ野球もおもしろい。
息を飲む競り合いや、各球団の世代交代。

いよいよリーグ戦も終盤になってくると、
高校野球の全国大会が始まる。

100回記念大会の今年、地元神奈川からは2校が出場する。
1校は開幕初日から出場となる。
思いきり、力を出して戦ってほしい。

それにしても、高校野球とはなぜにこれほどまでの感動をくれるのか。

それが『仕事』ではなく、本当に好きなことをしている。
練習は厳しくても、ただ勝ちたい、甲子園に行きたい、
その一心で監督の教えを守り、仲間に対して真摯に、
少しでも成長しようと努力する。

スポーツは、時にフィクションでも描けないような奇跡と感動を起こす。
そんな奇跡の起こる確率は、仕事として毎日試合をするプロよりも、
限られた舞台で輝こうと練習を積む高校生の方が圧倒的に多いように思う。
だから殊更に、高校野球に感動するのか。

ただ今年は、プロ野球でも真の奇跡や感動を起こす場面が増えているように思う。

なんとなくプロスポーツの中に漂う、
「こんなところだろう」「このケースはこの辺りが妥当だろう」
そんなムードが、今年は変わってきているように感じる。

本来スポーツにあるべき、一所懸命さや勝利への熱い想い。
そんなものが、プロ野球にも戻りつつあるように見える。

どんなにベテランになっても、プロになっても、
忘れてはいけないことがある。
どうすれば今目の前の状況がよくなるのかに集中すること、
こんなもんだろうと決めつけず、一つ一つのケースに真摯に向き合うこと。

その積み重ねが、必ず感動を生む。
高校野球は、それを改めて思い出させてくれる。




  1. 2018/08/05(日) 14:17:39|
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北の旅


今年は梅雨明けも早く、関東には早々と猛暑がやってきた。
ちょうどその頃、私は北の大地に発った。

今年の宿泊地はめずらしく札幌だけ。
いつものホテルを拠点に、のんびりと、充実した、時間を送ることができた。

昼のフライトで北海道入りすると、
その晩は松山千春の全曲弾き語りコンサートを観に行った。
年々、歳や病に抗えなくなり、声が出ないことも多くなってきたステージ。
そんな中、気持ちのよい伸びやかな声を、今回は久しぶりに聞いた。
彼がこれまでの人生を振り返るのと一緒に、私は自身の人生を思い出しながら感慨に浸った。

翌日は積丹半島めぐり。
天気にも恵まれ、壮大な自然の風景に魅せられ、癒される。
しかもその景色に出会うためには、とんでもない急勾配をひたすらに上り続けなくてはならなかった。
たどり着いて目にする世界は、なお格別だった。

3日目、余市の町でゆったりした時間を過ごす。
日本産ウイスキーの歴史を学びながら広い敷地を散策し、
ほどよく歩いたところで数種のウイスキーを試飲する。
のどかで贅沢な時間だ。

そのあと、ほろ酔い気分で宇宙を旅する疑似体験をして、夕方、千歳に向かう。

千歳では多くの便に遅れが出ていた。
そんなときの時間の過ごし方も心得ている。
旅には必ず、文庫本を一冊持って出ることにしているので、何の苦もなかった。

今回も心安らぐ楽しい時間を持つことができた。
力強い協力者がいてこその時間だ。
心から気兼ねなく理解しあえる友がその地にいて、いつも私を迎えてくれる。
今回もいい旅を、ありがとう。



  1. 2018/06/30(土) 21:52:37|
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