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不思議の国のアリス


~不思議な森の間の道~

道路の両脇は、ちょっとした森になっている。
森の奥数百メートルのところには、家々が建ち並んでいるのが見える。
森と道路が一定の幅を保ったまま並行に伸びている。
ところどころに、森の奥の住宅地から道路に出てくるための路地がついている。

この土地は、なぜこんなに不思議な形をしているんだろう・・・

森に挟まれた道路の先は、現実から切り離された場所みたいだった。
濃い緑の匂いがするその場所の、さらに奥まった森の中に美術館があった。
こびとの世界を旅するようなその美術館には、そこはうってつけの場所だった。

~小説に出てきそうなホテル〜

その小さな駅の小さなホテルは、古い小説に出てきそうだ。
およそホテルの入口には見えない、見過ごしてしまいそうな入口を入ると、
受付には地元の主婦かホテルオーナーの奥さんか、というような女性が座っていた。
上品な制服を着こんで気の利いた笑顔を見せる一般的なホテルのフロントとは、だいぶ様子が違う。

部屋のドアは年代を感じさせる木製で、
鍵は昔ながらの、簡単に合鍵を作れそうな、くるっと一周まわして開閉するタイプの鍵だ。
こんな風合いのドアや鍵には、おそらくもう何十年も出会っていなかったと思う。

部屋の中には必要最低限のものしかない。窓は小さい。
地上デジタル放送対応の薄型テレビだけが現代のもののようで、
何だかその空間にあっては妙に違和感を感じる。

この土地は、時間の流れ方や空間の在り方が違うみたいだ。
もうしばらく、不思議な穴に落ちたアリスみたいな気分を味わうことにしよう。



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  1. 2019/06/19(水) 18:30:42|
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