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雪がもたらしたもの


関東南部では、少しの積雪でも交通機関に影響が出る。
徐行運転の電車でやっと最寄駅にたどり着く。
改札の外は、バスを待つ長蛇の列。
待つこと30分、やっと来たバスには乗ることができなかった。

普段と違う状況に長い時間置かれていると、
その時間を共有する見知らぬ人と、同志のような気持ちになる。
声をかけ、労わる気持ちが生まれる。

1台めのバスに取り残された私たちは、
雪よけができる屋根の下から押し出されてしまった。
すぐ後ろにいた高校生の女の子が、傘をさそうとしていた。
前にも後ろにも隙間なく人がいるので、彼女は傘を諦めた。

背の高い私は、前の人がさす傘の上に自分の傘を広げることができる。
ひとつの傘に2人で入るのは、ごく自然で当然な状況だった。
「傘、さしましょうね。」女の子に声をかけた。
「ありがとうございます」と、彼女は笑顔になる。

寒くて、いつ来るとも知れないバスを待つ時間。
それでもなんとなく、ホッとするような、あったかいような。
そんな気持ちになれた、今年最初の雪の日。

雪がもたらしたのは、寒さや交通の混乱だけではなかった。



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  1. 2018/01/22(月) 18:47:33|
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