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ことばの感じ方


彼女は、就活することや働くことに、自信を失くしていた。
彼女が発する言葉や表情に少し気を配れば、
それはすぐに気づけるはずだった。

にもかかわらず、彼女が何とか絞り出して書いてきた書類に、
自分本意なダメ出しだけして帰したスタッフがいる。

改善点を指摘するのはいい。
指摘したうえで、それについて考えさせるのもいい。
けれども、誰もに同じ口調で指摘すること、
誰もに同じように改善を強要すること、
それはキャリア支援のプロとして、実に情けなく、恥ずかしい・・。

彼の心ないダメ出しの言葉によって、
彼女の心はさらに力を失い、
「もう何も書けない」ところまで追い込まれた。
私が彼女に出会ったのは、そんなときだった。

初めて会ったとき、彼女は今にも消え入ってしまいそうだった。
先のスタッフから言われたことや、「もう何も書けない」と思う気持ちや、
働くことさえ自分にはままならないのではないかと思う気持ちを、
思うままに話してもらった。

話の中に、心の奥にある不安の元凶のようなものを見た。
同時に、先のスタッフがつけた比較的浅いところにある傷も。

彼女が伝えたいことをまっすぐに理解するよう心がけ、
私が受け止めたものが彼女の意図と相違ないか確認しながら関わった。

後に彼女は言った。
「あの時あんな風に私のことばをきちんと聞いてくれてうれしかった。」
「こんなに正しく受け止めてくれた人は初めてだった。」と。
それがきっかけで、「この人には話しても大丈夫」と思ったのだという。

私は日頃から、ことばをとても大切にしているつもりだ。
こだわりと言った方がいいかもしれない。

同じことばを使っても、使い手のニュアンスと聞き手のニュアンスは微妙に食い違う。
私はできるだけ、使い手のニュアンスを正しく受け止めたいと考えている。
それによって、助言や提案の方向性が変わるからだ。
相談者の心が開かれるか閉じられるかにも、もちろん影響する。

支援者としても、ひとりの人間としても、
私はずっと、ことばを大切にしていたい。
ひとりひとり違う、ことばの感じ方を大切にしたい。


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  1. 2017/02/04(土) 14:16:08|
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