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感じること、考えること


前にも触れた労働基準監督官のドラマ。
なかなかに感じるものの多いドラマだった。

けれど、ある同僚は「つまらない」と言い切った。
見方も感じ方も、私とはまったく違うからだろう・・・

「最初は労働法とか参考になるかと思って見てたけど」・・そうも言った。
そんなのは自分で勉強してしかるべきだ。

仕事をする以上、自分の属する世界の関連法は必ずある。
私たちは、まさに労働法に関係する仕事をしているのだ。
勉強のために教育番組を見るならわかるが、ドラマにそれを求めること自体がプロとしてどうなのか・・・。

視点を変えれば、考えさせられることや感じることがたくさんあるドラマだ。

もちろんドラマだからデフォルメされている。
主人公の人間性を描こうとするから、周囲の情報は都合により誇張も簡略化もされる。
そのことを承知したうえで見たならば、
「人を雇い、動かすこととは」「正義とは」「働くとは」「生きるとは」
という、大きなテーマに思いを馳せることができる。

それを「つまらない」の一言で片づけてしまう。
そんな風にしか見られないことの方がよっぽどつまらないのではないか。
ましてキャリア支援の仕事に就く者なら、「つまらない」見方しかできないことに疑問を持つべきではなかろうか。


・・・そういえば、ある雑誌の記事に書かれていた・・・
労働問題が何かと取り沙汰される中、
「労基署は決して労働者の味方ではない」とか、
「管轄外の問題は対応しない」とか。
あくまで “お役所仕事” だから、というのだ。

でも少し考えてみればわかるだろう。
雇用関係は、使用者と労働者の双方がいて成り立つものだ。
どちらか一方だけに100%の悪があるなんてことはない。

公が判断し結論づけることは、とても重く、意味の大きなことだ。
であるがゆえ、結論づけるためには客観的な基準や証拠を要すのだ。
別にお役所仕事的に体裁だけ整えてるわけでもなければ、労働者のことを考えていないわけでもないはずだ。

さらに言うなら、法の執行や監督の権限を持つ者に、広い範囲にわたる権利を持たせてはいけないのだと思う。
それらを担う者は、公僕とはいえ人であることに変わりはない。
広く大きな権利を持たせてすぎては、公平性や客観性を欠くリスクが大きくなる。
だからこそ彼らは、ひとつところに長く居座ることなく、次々と部署を異動させられる。

公務員を擁護するつもりはない。
ただ、人の心や様々な情報に敏感であるはずの同業者や、ものを書き世に出すことを仕事にする人までもが、
こんなにも感性や考えに乏しいのかと思うと少し悲しくなった。



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  1. 2013/12/16(月) 12:24:58|
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