この夏も高校野球が熱い。
この季節になると毎年思うことがある。
アマチュアである高校球児たちの、勝負にかける熱い思い。
何のために野球をしているのか、
野球ができているのは何のおかげなのか、
自分が野球をすることで何ができるのか・・・
高校生たちが胸に秘めて闘うその思いは、
どうやらプロになるとどこかへ姿を潜めてしまうらしい。
野球が当たり前の日常になり、
仕事になり、稼ぐ手段になり、
さして頭を使わなくてもできることになり・・
そうなったら人は終わりだ。
何も考えなくなったら、人は人でなくなる。
当然、いい仕事なんてできるわけがない。
毎年、この季節になると思う。
プロはもう一度初心に返って、プロとは何かを自身に問い直すべきだ。
それは何も野球やスポーツに限ったことではない。
あらゆる仕事において同じことが言える。
仕事とは、ただそれに “一所懸命” 取り組むことに意味がある。
誰かのために、何かのために、熱い思いを胸に秘めて、
日々考えながら、悩みながら、最善を目指して取り組むこと。
それが仕事だ。
それがあるから、結果がついてくる。
悲しいことに、プロになると多くの人間が、
だんだん何も考えなくなり、当たり前の日常の流れとして、
初心も忘れて、我のためにやり過ごすようになっていく・・。
もちろん、そんなやり方はどこにもつながらず、
どんな成果も生まず、
チームのモチベーションに悪影響を与えるだけだ。
仕事を持つ大人たちには、
この熱い高校球児たちに自身の仕事の姿を重ね合わせて、
考え直してみてほしいと願わずにいられない・・。
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- 2015/08/09(日) 17:05:46|
- 想い
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