技術力と人間力

ある自動車メーカーが、死亡事故半減を目指して画期的なシステムを開発したといいます。

カメラで周囲の障害物を判断し、急な飛び出しなどの時には自動的にハンドルを切るのだとか。


日本の技術の高さは世界に誇るものだし、日夜開発に励むエンジニアには頭が下がります。

とはいえ技術の産物を使用するのは人間です。

その人間の意識や心を見直さずして、技術にばかり頼っていてよいのでしょうか…。


前方の障害物を判別してブレーキをかけるシステムは既に商品化され、世に知られているところです。
ただそのテレビCMには、疑問を感じます。

技術に支えられた安全を売るために、一歩間違えば「脇見運転しても大丈夫」と思わせかねない見せ方をするのはどうなのでしょうか…?

それこそ、人間の意識や心の大切さなんてどこへやら…と思えてならないのです。


最近、様々な分野で考えさせられます。
人の意識の薄弱さと、それをカバーするための技術の高さを…。

車をはじめとする機械類の進歩しかり、
薬の開発もしかり、
治安の悪さと警備力の高さもしかり…。

そしてひとたび問題が起きれば、それは使用する人間の意識の低さではなく技術を提供した側の責任が問われるのです…。


メーカーを非難するつもりはありません。
なにせ、そういう技術が必要とされる世の中なのですから。

ただ、“考える”知恵と“思いやる”気持ちを持っているはずの人間のあり方は、このままでよいのだろうかと思わずにはいられないのです…。






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  1. 2012/10/19(金) 13:48:37|
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日本に生きる

最近、親日外国人を登場させるテレビ番組が多いように思う。

テレビ界にも不況の嵐が吹き荒れているらしいから、出費のかさむタレントより個性的な素人を使おうという風潮ではあるのだろう。

それにしてもなぜ、“親日外国人”なのか…?

日本人はもはや、日本人の魅力やこの国の美しさを、外国人に教えてもらわなければ知ることすらできなくなってしまったのだろうか…。


ある外国人女性が言っていた。

日本人は、飛行機内で荷物をあげるときにも、通路をふさがないように気配りをすると。

周りへの気遣いができる日本人や日本の文化を素晴らしいと思うと…。


ただ、こうして異国の人々にも賞賛されるような日本のよさを、体現できる日本人は間違いなく少なくなっていると思う。
それが悲しい…。

私は日本人として、
思いやりとか、
配慮とか、
察するとか、
そういう文化の中で、
穏やかに生きたい…。




  1. 2012/10/08(月) 16:47:03|
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でこぼこ

子どもたちを見ていると、いろんなでこぼこを抱えながら一所懸命生きてる子の多いことに驚かされる。

以前からそういう子は少なからずいたけれど、ただ最近、特に選ばれて私のところに集まっているのではないかと思うほど多いような気がする。

嫌でも、自分自身の生きにくさやでこぼこさに思いが及ぶ。

この出会いは私にとっても何か意味があるのだろう、と思う。

私自身、どこかであと少し何かが違っていたら、でこぼこはもっと大きく激しかったのだろうと思う。

子どもの頃から、どこか周りの子とは違っていた。

同じことを言おうとしていても、表現の仕方が独特だった。
物事の順序やこだわりが周りの子とは違った。

だからいじめの対象には充分なり得る要素を持っていた。

とはいえ子どもの頃はそんなことわからないから、自分より弱い者を見つけては従わせて優位に立とうとしていた。

それでバランスをとっていたのだろうか…


ふと、その頃の二面性的な要素が今も残っている、と思う時がある。

それは、満員電車の中や満員のエレベーターの中での私自身を思う時だ。

周りに対して配慮のかけらもない大人たちに心の底から嫌悪感が沸いてきて、心の中で悪態をつくことがよくある。

そんなとき、心の中の悪の顔の恐ろしさにゾッとしながら、なぜこんなに腹立たしいんだろうと思うと悲しくさえなってくる。


二面性のもう一方では、正義感が強く、物事の飲み込みが早く、フットワークは軽く、どこに行ってもいい仕事をする。

でも、組織が重宝がるのは、ピュアな熱さより上手に巻かれてくれる存在だ。

いい歳して、これまでいろんな経験してきて、そんなことはもう充分わかっていることだ。

充分わかっているのに、上手に巻かれる生き方はできない。

二つの面の中間を生きることができない。

頭でわかっていても、気持ちはそんなに都合よく変わってくれない。


40を過ぎてまだなお生きにくさを感じている私…

きっと、今向き合っている彼らに学ぶべきところがあるのだろう…




  1. 2012/10/07(日) 10:03:29|
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自然治癒力

かさぶたをつくらずに傷を直す貼り薬があるといいます。

詳しい仕組みはわからないものの、その薬の話を聞いた瞬間、現代の子育ての象徴のように思えてなりませんでした。


痛い思いも含めて体験をもって成長させるんじゃなく、初めから痛い思いをしないように、すべてにおいて守りすぎる今の親や学校…。

考え得るすべてのガードをかけているのだから、悪しきことが起きればそれはすべて周囲のせい、ということになる…。


痛くても時間がかかっても、自らできごとに取り組むってことをさせない今の子育てと、新しい発想の貼り薬に
奇妙な共通点を感じずにはいられないのでした…。




  1. 2012/10/06(土) 12:14:52|
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