スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

あきらめずに寄り添うこと


最初、彼には考える力も気持ちもないのかと思った。
考えることを放棄しているように見えた。

虚ろな目をして頬杖をついて、
「何もわからなくなった」と言ってやってきた。
伏し目がちで、言葉少なに「わからない」と繰り返す。

私は、いつも以上に穏やかなトーンで語りかける。

いろいろな企業の選考を受けてきたがうまくいかず、自分が何をしたいのか、何をすればいいのかもわからなくなってしまったのだという。

聞けば企業の選び方も職種もバラバラなようだ。
都度、どれだけ会社や仕事について調べて臨めたのかすら、もはやわからないと。

自己理解も職業理解もできていないであろうことは明らかだ。
けれど、今の彼はそれに向き合えるのか・・・?

静かに語りかける。

自分で考えようとしなければ答えは出ない。
占いみたいに答えを出してくれるものはない。
自分で考えるために取り組んでみてほしい宿題を出すことはできるけれど、
今のあなたは、宿題に向き合う気持ちが持てるだろうか。
それが心配だと。

彼の反応が変わった。
宿題とはどんなものかと食いついてくる。

ゆっくり、少しずつ、やることとやる意味を説明していく。
彼の表情がだんだん変わっていく。
「ああ、なるほど」と納得していく様子が見える。

説明が終わるや否や、彼は「やってみます」と言った。

そして最後に、
「丁寧にありがとうございました」と、
1時間前とは別人のようなあいさつをして帰っていった。


自分なりに頑張っているつもりなのに結果が出ず、やさぐれたくもなる。
やさぐれれば人は相手にしてくれなくなる。
自分の何が悪いのかと、またやさぐれる。

そんな子でも、突き放さないで聞いてくれる人がいるとわかれば、
もう一度やりなおせる。

私たちは、どんな様子でやってくる子にも、可能性があることを忘れてはいけない。
そして、あきらめてはいけない。

彼は私に、改めてそう思わせてくれた。



スポンサーサイト
  1. 2014/07/13(日) 13:33:34|
  2. カウンセラー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

あきらめないで

卒業まであと2ヶ月。

まだ就職が決まらない学生にとっては、本当にあとわずかしかない時間。

それでもまだ、私たちの窓口を自ら訪れる学生は残された時間にすべきことを考え、行動を起こせていると言えます。

数十名の未内定者を抱えるある学校の先生は言います。
「彼らの本気度はいかほどのものか」と…。

そこで私たちは、就職相談の場をいつもの窓口からキャンパスに移して、学生たちと会うことにしました。

会ってみると、部活動で今月まで大会があった子や、自分なりに就活を続けてきたものの立ち止まってしまった子がいます。

中には本当に、今そんなこと言ってていいの?と思うような子も。

いずれにしても、これまでと少し違う行動を起こすきっかけをつかんでほしいと…

ひとりじゃない、あきらめないでほしいと…

そう願いつつ、彼らと向き合います。





  1. 2012/01/23(月) 08:59:32|
  2. カウンセラー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

若者たち

4月1日付けで、若者向けの就職支援コーナーに異動になりました。

学生や卒業後3年以内の若者を中心に、39歳までの方に特化した窓口です。
毎日初々しく少し不安げな姿でたくさんの人が訪れます。

彼らがこれからの日本の社会を担っていくのだと思うと、今私にできることは惜しみなくしようと改めて思うのです。


私にとっては念願の職場でもあり、これからますます精進しようと気を引き締めます。





  1. 2011/04/06(水) 08:52:31|
  2. カウンセラー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

心の病と仕事

テレビでうつ病の治療についての特集が組まれていました。

最近このようなテレビ番組や新聞・雑誌の記事はとても多いと思います。

それだけ、病に悩む人が多いということなのでしょう。

そして、病を抱えながらもなんとか仕事に就きたいと戦っている人もたくさんいます。

特集では、薬物治療と認知行動療法の組み合わせが効果的だと伝えていました。

しかし現状では、認知行動療法を行う医師が少ないとも…。


キャリアカウンセラーはキャリア支援に特化されたカウンセラーです。

とはいえ現代、職業人生を考えるときにメンタルヘルスは切り離せない課題となっています。

心理学やカウンセリングの基本を学び、実践を積み、メンタルヘルスマネジメントや職場復帰支援についても勉強しています。

けれども私たちはうつ病などの治療も診療もできません。


お客様の中に、上手に心療内科の先生とキャリアカウンセラーを使い分けて相談に訪れる方がいます。

双方にもう一方の専門家との面談内容を伝えながら、アドバイスをより効果的に自分の中に取り入れようと努力しているのです。

その方は少しずつではありますが、ご自身の状態と希望する仕事の内容や働き方との距離を縮めつつあります。

病気についても仕事についても、いろいろな捉え方ができつつあるのです。


メンタルヘルスの回復と就業を考えるとき、
こんなふうに利用できる資源を様々に組み合わせていくことが、とても大切なことなのだと気づかされます。


  1. 2011/02/12(土) 12:15:01|
  2. カウンセラー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

カウンセラーであること

先日、ベテランの看護師さんに出会いました。

ご自身の仕事に誇りをもって、長く頑張ってこられた彼女…

悔しい思いをして辞めざるを得なかった彼女…

そんな想いに耳を傾け、、受けとめて…

彼女の頬を涙が伝います…。

今はひととき、泣いてもいいのだと思います。

少し落ちついたらきっと、また頑張れる人だから…


1年前、カウンセラーの認定試験に落ちたことを思い出しました。

受容しているつもり、共感しているつもりなのに、
それは相手に届かなかった結果だと、ひどく落ち込んだっけ…

今の自分があるのは、あのとき涙したおかげ。

あれから少しずつだけど、前進しているのだと思います



  1. 2010/06/08(火) 08:05:57|
  2. カウンセラー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

↓↓クリックしてね↓↓

人生 :成長 :カウンセラー :癒し :キャリア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。